御神徳

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1.安産、病気平癒の神様であらせられること。

御祭神と「御水」との伝承は、古事記、日本書紀にも記され、天皇がお生まれになられた淡路島の産宮神社境内には、産湯に用いた瑞井の井戸も保存され、今日の宮中産湯の作法は、当御祭神に始まったと記録され、一般にも普及して、現在に至っております。

父の仁徳天皇は朝夕に「枯野」という船で運ばれた「大御水」としたとあり、「お水」ともいわれ、古来より「神棚にお仕え」し「妊婦の安産」と「乳児のアザとり」の御霊水として、又、当社には、正井殿という井戸が境内に存し「病気が直る」御霊水として、干数百年の昔より、持ち帰る崇敬者が絶えなかったと記録されています。

2.家内安全、厄除の神様であらせられること。

記・紀に皇子時代兄の履中天皇を石上神宮に表敬する折、一連の天下の大事件(住吉仲皇子の反乱)を解決し、全ての績を除き清める為に、清めの仮宮を造り、事件解決の国民的英雄として功績を国民に評価された故事にちなんで以来『家内安全、厄除の神』として、又、「諸事悩事を叶う神」として、崇敬されております。

3.歯の神様であらせられること。

御祭神は別名 瑞歯別命(ミズハワケノミコト)ともいわれ、記・紀には、「歯の広さ上下等しく斉ひて、既に珠を貫けるが如し」とあり、類をみない健康的な歯であられたと記され、御鎮座より人々に歯の神様と崇められていました。後に長尾街道沿いにありました、松原市内に残る数少ない伝説の一つであります「ちちかみばし伝説」の「はがみさん」の云われがある住吉社・歯神社が近世に当社へと合祀される事になりましたのは単に氏子区域であったという理由だけではなく、御祭神の反正天皇(瑞歯別命)がもともと歯と健康の神様であったという事も由縁の一つだと思われます。

4.延命の神様であらせられること。

末社に大歳社が祀られ、土地や作物の神として、又、別命社名から大きく年を取るという神として延命神とも云われ、或いは、末社「住吉社・歯神社」の裏地に延命を願う放生の池が、且つてありました。
別名亀池とも云われ、御祭神の長寿にあやかり、亀や鯉を近郊近在より奉納する崇敬者が絶えないところから、延命の神と崇敬されております。

5.学問の神様であらせられること。

当社は一時天満宮と称される時代があり、御祭神として相殿に菅原道真公を祀り、今日、学問の神として、崇敬されております。

6.商売繁昌の神様であらせられること。

創建時より脇宮として稲荷明神、勝手明神が祀られ、数ある稲荷社でも最も古い神様として崇敬されております。

7.交通安全の神様であらせられること。

末社に住吉大神を祀り、海上交通の神様として、近年自動車・単車の清祓の参詣が絶えません。